戦後の思想空間
いままで(の関心が)完全にこのエリアを外しているためか、なぜか二度よみになりました。後半部のメモ
- 作者: 大澤真幸
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1998/07
- メディア: 新書
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(普遍化は)常に、ある特殊性の水準で、いわば早産してしまう。
ハイデッガーの精神: 形而上学的な同一性によってではなくて、そうした同一性から逃れる差異……によってこそ、定義されている
=デリダ的な脱構築の過程そのもの
Geist=ガス気体
オウムにとってのサリン
自己ー外ー存在としての精神
普遍化の逆説: 普遍化がある極限にまで進むと、極端な普遍性と極端な特殊性とが同じことになってしまうという短絡
予言する超越性に対応する要素を失ったとき、歴史のような形で記憶を蓄積することができなくなる……
この超越論的他者の空虚にどのように対処するのか。