路上

事情あって人をさがして初めて炊きだしの現場に行った。
300人くらいだろうか。
最近加わったひとが結構いるように思える。

ぐるりとまわりながら、探す。ちらちら目があうが、言葉はない。
状況は、きびしい。

炊きだしボランティアのひとからポルトガル語が聞こえる。
この地区には首切りにあった日系の人がおおいだろうに頭がさがる。

自己責任論をぬかす奴がいるがあきらかにずれている。
住所がないと生活保護は申請できない。金がないと住居が借りられない。
借り手のないボロアパートはよくみるのだが。

高架下、公園には「小屋かけ禁止」の札とトラサク。
「街をきれいに」した結果がそれだ。
それだけが役所のやってる対策だとすればなにもやってないに等しい。